the Universe of Kawamori Shoji
河森正治さんのトークショーに行ってきました。
東京国際映画祭のイベントなのです。久しぶりに六本木ヒルズへ行ったので電車の乗り合わせに戸惑いながら開演5分遅れで到着。
前半は宮澤賢治の半生を描いた作品の上映。後半は河森さんと日テレのアナウンサーとで,河森正治監督作品のうち7作のダイジェストと,その作品を創るにあたる過程をまとめた映像をバックに河森さんの30年を駆け足で振り返るトーク(DVDとかのオーディオ・コメンタリを生でやってました).
ボクは最初のマクロスとアクエリオン,それとマクロス・フロンティアしか見ていなかったので,河森さんの作業について体系的に学習できた事がまず嬉しかったです.作品と作品の合間に,取材で訪れた土地の写真やビデオが挿入され,そこで当時何を見つめ,何を求めていたのかを面白おかしくお話される監督の姿に感動してしまいました.
東京国際映画祭なのに,”デカルチャー”って言葉だけで会場が一体になれる世界は周りから見るときっと不思議な空間なんだろうって思いましたけど.
最初の「愛・おぼえていますか」を終えた後にアメリカ観光に行き,軍事基地やロケット・ミュージカルを始め,様々なアメリカ文化を吸収してこられ,その後で,お隣の国について何も知らなかった事に気づいた監督は,中国を見て回ったそうです.20年くらい前のお話で,当時はちょっと奥に入ると電気が通っていない地域があちこちにあったそうで,そんな地域にはTVもなかったそうです.でも,その地域に育つ子供たちの目がとても生き生きしていて,とても印象に残った事を話されていました.その後に文明化された社会に戻ってきたときのギャップに違和感を覚えていたとも.
その後も,大好きな飛行機追いかけて空母に乗り込んだり,戦争のツメ跡を求めて旅をしたり,文明化の波が押し寄せていない地域を回り自然の姿や忘れかけていた人々の生活を探し求めたり,自然農に目覚めたりと,監督自らが様々な想いを取材して,見事に作品に取り込んで行った過程が,短い時間ではありましたがとてもよくわかりました.
アクエリオンの不動指令のキャラクターが,監督がそれまでに出会った不思議な能力をもつ人達(7人?)の特徴を融合させて強調させてでき上がったという話に驚きました.インドで出会ったアーユルヴェーダの達人で,脈を触っただけで,監督が人間ドックで検査に引っ掛かったことを全部見つけた事や前の日に食べたものについてまで言い当てる人に出会ったそうで,”文明が置き忘れて行ったもの”探しはまだまだ続きそうです.
カメラ持って行くの忘れていたので今日は大失敗です.でも河森監督ますます目が放せなくなってしまいました.
たまたま帰りによったHMVにマクロスFのBD2巻目が置いてあったので(先週行ったときは置いてなかった),敬意を表してついつい衝動買いしてしまいました.
そうそう,東京国際映画祭.ロメロ監督の最新作「diary of the dead」も,中原監督の「櫻の園」も招かれていました.平日なので観に行けないのがとても残念ですが.
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